レムジ・チャルシュカンおよび拘束されたトルコ人労働組合員との連帯宣言

レムジ・チャルシュカンおよび拘束されたトルコ人労働組合員との連帯宣言

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国際公務労連(PSI)の執行委員会は11月26日に逮捕されたトルコの労働組合員との連帯を表明し、彼らの即時釈放を要求する。

11月26日朝、トルコで230人以上が拘束された。逮捕されたのは人権擁護運動家、ジャーナリスト、野党の市議会議員、労働組合員などである。逮捕された労働組合員のなかに、KESK総連合から参加した保健組合SESの組合員2人とDISK総連合の副会長兼PSI/EPSUの加盟組織Genel-iş会長で、EPSU執行委員のレムジ・チャルシュカン(Remzi Çalişkan)が含まれていた。またGenel-İşメルスィン支部のケマル・ギョクソイ(Kemal Gőksoy)も拘束された。 

彼らはいわゆるテロ活動の容疑で逮捕されたが。しかし、弁護士は捜査資料へのアクセスを拒否されている。金曜日に行われた審問を傍聴した者によると、告発は明らかに信頼に欠ける情報源からの匿名情報に基づいており、事実と異なる主張が展開された。公正な審問といえるものではなく、今後、裁判が公正に行われる望みもほとんどない。彼らは再拘留されており、今後も留置場で苦しみ続けることになる。これはトルコ政府への批判を表明した仲間たちの労働組合活動に対するあからさまな嫌がらせである。 

我々は彼らの即時釈放、人道的な処遇、欧州評議会の基準に沿った拘留中の尊厳の尊重を要求する。弁護人はすべての証拠にアクセスできなければならない。また、法的手続きが継続されるのであれば、公正な裁判が行われるべきである。 

PSI はILO を通じてこの件を提起することを含め、可能な限りの方法で仲間たちを支援する所存である。ITUC(国際労働組合総連合)の労働組合権指数によると、トルコは世界で最も労働組合の権利を侵害している国の一つである。ILO専門家委員会は過去10年間にわたり同国における労働組合権の侵害について何度も見解を示してきた。

トルコのEU加盟に向けた進捗状況について、欧州委員会の報告書は労働権の改善が見られず、基本的人権の尊重について依然として懸念が残ると指摘している。 

この連帯メッセージは2024年12月3・4日にジュネーブにて採択された。 

詳細は欧州公務労連(EPSU)https://www.epsu.org/article/turkey-trade-unionists-human-rights-defenders-city-councillors-journalists-arrested参照。

Genel-İş , トルコ語はこちら: https://www.genel-is.org.tr/emegin-ve-demokrasinin-savunuculari-genel-baskanimiz-ve-sube-baskanimiz-ozgur-kalana-dek-mucadeleye-devam,2,48369 

欧州経済社会委員会(EESC)労働者グループ

https://www.eesc.europa.eu/en/news-media/news/solidarity-and-unwavering-support-trade-unions-turkiye

 

トルコ語ではこちらも参照:https://kisadalga.net/yazar/12-eylulden-sonra-bir-ilk-remzi-caliskan-neden-tutuklandi-115889